高画質映像の長距離伝送を実現! MPOコネクタ付き光ファイバーケーブル「Full Fiber HDMI 2.0」

4Kの普及とともに映像コンテンツ等のデータの大容量化が進む昨今。映像データの伝送ケーブルにも高画質な映像を高速で伝送できる機能が求められています。
そこで今回は、関西通信電線様より新たに発売されたMPOコネクタ付き光ファイバーケーブル「Full Fiber HDMI 2.0」をご紹介します。高画質な映像の長距離伝送を可能にするFull Fiber HDMI 2.0は、デジタルサイネージや放送システム・医療ディスプレイ・ゲーミングディスプレイなど、幅広い用途への応用が可能です。SDSでは、本商品を従来タイプのHDMIケーブルと合わせてラインナップし、お客様の用途や目的に応じて、最適な商品をご提案します。
目次
1.Full Fiber HDMI 2.0とは?
関西通信電線様から販売されるFull Fiber HDMI 2.0は、光信号で通信することで、高精細な映像を高速かつ長距離に伝送することができる光ファイバーHDMIケーブルです。
HDMIケーブルは、従来からさまざまなタイプが出回っていますが、近年では大容量化するデータの伝送に対応するため、光ファイバーを採用したタイプが注目されています。光ファイバーHDMIケーブルの機能の特長は以下の3つです。
●高解像度な映像・高品位な音声信号の伝送に対応!
1本のケーブルで送信できるデータ容量が多いため、映像・音声データを非圧縮で伝送でき、解像度の高い映像信号、高品位な音声信号の特性を損ないません。4K2K(60P)、UltraHD Blu-rayに対応しており、高画素で滑らかな映像を伝送することが可能です。
●HDR映像も高速伝送!
高画質技術のひとつであるHDR(High Dynamic Range)映像を伝送できる18Gbps規格にも対応しており、大容量データの高速での伝送が可能です。
●最大300mの長距離伝送を実現!
光ケーブルを活用することで信号のロスがなく、4Kなどの高画質映像を最大300mまで伝送できます。高速かつ長距離に伝送できることで、用途の幅が広がります。
2.Full Fiber HDMI 2.0を採用するメリット
次に、関西通信電線様のFull Fiber HDMI 2.0を採用するメリットをご紹介します。Full Fiber HDMI 2.0は、光ファイバーHDMIケーブルの大容量・高速・長距離伝送を可能にする機能特長に加え、下記のような製品特長があります。
細径で曲げやすく、狭いところでの配線に最適
細径(3.0mm)のケーブルは細く、しなやかで曲げやすいのが特長です。屋内配線はもちろん、狭い場所や配管への配線にも適しています。
ケーブルに方向性がなく、コネクタ交換のみで配線を修正できる
従来のHDMIケーブルのようにケーブル自体に方向性がなく、コネクタに「ディスプレイ」「ソース」の種別があります。万一配線後に取り間違えても、コネクタの交換のみで修正できるため、施工現場での取り扱いが容易です。
ワンタッチで脱着可能なMPOコネクタ付き
Full Fiber HDMI 2.0には、ワンタッチで脱着可能なMPOコネクタを採用しています。配線を修正するときや、狭い配管へ通線する場合にも脱着可能なコネクタが役立ちます。
3.Full Fiber HDMI 2.0の用途・活用例
上記のように、Full Fiber HDMI 2.0は光ファイバーHDMIケーブルの大容量・高速・長距離伝送の高い機能と、さまざまな現場で扱いやすい製品特長を備えており、今後、さまざまな分野で活用の幅が広がっていくことが期待されています。
Full Fiber HDMI 2.0の代表的な用途例には下記のようなものが考えられますが、この他にも幅広い用途での応用が可能です。
- デジタルサイネージシステム
- 駅構内・公共施設等の案内表示
- ゲーム・エンターテインメントディスプレイ接続
- 医療ディスプレイ
- 放送局システム
- セキュリティシステム
- 視聴覚教室等の映像システム
- 会議室プロジェクター(オンライン会議向け)
- 長距離伝送が必要な仮設パブリックビュー
- ホームシアター
4.そのほか従来品のHDMIケーブルもラインナップ
また、SDSではFull Fiber HDMI 2.0以外にも、従来から販売されるHDMIケーブルも幅広く取り扱っています。
一般的な「HDMI-HEC」ケーブルはもちろん、安定した伝送を実現する「HDMI-EQ」、4K(30p)に対応する光ファイバーケーブルの「HDMI-AOC」など、ラインナップもさまざま。SDSでは、在庫を取り揃え、お客様の用途に合ったHDMIケーブルをすばやくご納品できる体制を整えています。
5.SDSのおすすめポイント
このように、HDMIケーブルにはさまざまな種類があり、用途によって最適なものを選択することが必要です。また、最新の光ファイバータイプ「Full Fiber HDMI 2.0」は、大容量化が進む映像・音声コンテンツの伝送において、幅広い用途で活躍できるポテンシャルを持った商品です。
SDSではこのような多様な活用シーンを踏まえたうえで、メーカー様と連携し、最適な製品をすばやくご提案する体制を整えています。イベント制作会社様、映像制作会社、医療機器メーカー様、看板等サインの制作会社様など、さまざまな分野のお客様に、ぜひご検討いただければと思います。
6.カタログ・デモのお問い合わせ
SDSではFull Fiber HDMI 2.0を使用して、実際に映像を配信する製品デモにも対応しています。また、製品カタログもすぐにお送りできますので、ホームページからお気軽にお問い合わせください。
Full Fiber HDMI 2.0ほか、HDMIケーブルに関するお問い合わせ